ティナがかわいくて仕方ないのだ。
うるさいし、甘噛みするし、イタズラを次々とするが、
どーにも可愛いのだ。
亡くなったハナの仔犬のときとはまた違う。
おとなしい変わり者のボリスの時ともまた違う。
ハナのことがあってようやく私は初めて、
仕事よりうちのイヌたちを優先することを誓った。
商売大事で懸命に仕事してきたけれど、
それよりもはるかに大事なのは命だ。
本当にごめんね、ハナ。気付くのが遅すぎた。
ティナがスイッチオンして、暴れまくるとき、まさか
ハナがティナに入っているのでは、と思うことがある。「うん!あたしたち、かわりばんこで入ってんのよね♪」なんてね。