バンビと暮らし始めた頃に買ったのでもう10年前の購入になるが、この主婦と生活社出版の「犬のお医者さん」には本当に助けられる。
「あれ?」とワンの健康で心配や気付いたことがあったときに、まず私が開いて目を通す本だ。小暮規夫氏の総合監修によるこの本は、「こんな症状だったらこういう病気が疑われる」というような、ヒトの「家庭の医学」のような使い方ができる。また、どういった治療法があるかも紹介されている。この本を読むと、犬の世界にもこんなに多くの(癌から精神的病気まで)病気が、人間と同じようにあるのだということにびっくりさせられる。改訂され続けているので、いま買うともっとさらに中味は濃いのかも知れない。救急救命の応急処置、お産、内科的な解剖のイラストまで多くの情報が詰まっている。いろんなワン関係の本が出ているが、一般ユーザーに入手できるなかで一番、犬の病気について、詳しいのではないか、と思う。